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2021-04-02

Webデザインにおける「神は細部に宿る」と「完璧な1セント硬貨」

こんにちは。株式会社グローバルゲート制作部のモーリーです。
4月!新年度ですね。
私個人としては今年は花見や観光なども自粛しましたので特別なことは何もなく…とりあえず今年度もよろしくお願い申し上げます。

さて、今回はWebデザインにおけるこだわるべき点、こだわる必要のない点についてポエム的にご紹介したいと思います。



「神は細部に宿る」と「完璧な1セント硬貨」

「神は細部に宿る」とはWebデザインだけでなく、料理や絵画・工芸から家事に至るまで多くの分野で使われる言葉です。目が届かないような細かい部分まで丁寧な仕事をしましょう、それがクオリティの差になります、という意味です。

日本のものづくりが世界で評価されていたころ(過去形ではない、と思いたい…)、製品の目に見えない内部まで美しくつくられていることに世界の人々は驚嘆したそうです。目に見える部分は言わずもがな。Webデザインだけでなく日常のすべてでそうありたいものです。

一方、「完璧な1セント硬貨」という言葉もあります。
これはディズニー映画でおなじみのピクサー社で言われている言葉で、「誰も気に留めないような1セント硬貨を表現するために必要以上のリソースを割いてはいけない」という意味です。

ディズニー作品で例えるなら、1年かけてラプンツェルの髪の毛1本ずつをモデリングするよりもマキシマスの表情をいかに憎たらしく見せるかに注力したほうがよい、という感じでしょうか。



※実際にはラプンツェルの髪は1本1本モデリングしたに近い工数がかけられている上に期間も1年どころではないそうです。

Webデザインにおいてこの2つの言葉を考えた場合、細部にこだわることで仕上がりに差が出てくるためもちろん手を抜くことはありません。
しかしどれだけこだわって時間と技術を投入したとしても、環境や技術の問題でどうしても解決ができない点も存在します。



たとえば印刷物の場合、同じ種類の紙に同じ分量のインクを乗せて色を表現するため、機械の誤差を考慮しなければ確実に同じ色の印刷物が作られます。機械の誤差については人間の目で判別できるものではないでしょう。

しかしWebサイトにおいて、色は絶対的なものではありません。
色を左右する要因としては以下のものがあります。

・モニターの機種
・ビデオカードの種類
・OS
・それぞれの設定内容
・それぞれの経年劣化

さらにスマートフォンでは顕著ですが、同一機種でも別端末になると色味が違って見えたりします。
一時期のiPhoneはハズレ端末だと黄色っぽく見えたため、尿液晶などと言われましたね…。

フォント


OSによって搭載されているフォントが異なるため、Webサイトでは下記のように似たフォントを複数指定してそのOSに存在するものを適用する、という方法が一般的です。

font-family: Futura,'Century Gothic',sans-serif

この場合まずはFuturaというフォントを使おうとしますが、Futuraがない場合はCentury Gothic、それでもなければゴシック体のフォントをOSに任せて適用するという意味になります。

しかしFuturaは標準ではMacOSにしか搭載されておらず、Futuraに似たフォントとして作られたCentury GothicはFuturaとは似ているものの細部が異なります。そのため、このCSSの書き方では完全に同じ見た目を表現することはできません。



現在はWebフォントというサーバー上にあるフォントを参照する技術もあります。
しかしWebフォントは

・フォントファイルは容量が大きく、表示が遅くなったりユーザーの通信費を消費する
・フォントのライセンスによってはWebフォントとしての使用が認められていない
・有料の場合、結構高い

という難点があり、Webフォントを使う場合は見出しやキャッチコピーなど、ここぞという部分のみに留める場合が多いです。
まさに「選択と集中」ですね。

サイズ


Webサイト上では、というかモニター上では、「1cm,1mm」という絶対的なサイズは存在しません。

たとえば100pxの四角ををフルHD(1920*1080)の解像度が表示できるモニターで表示したとして、23インチと32インチではもちろん大きさが異なります。よって余白やサイズ感は絶対的な数字ではなく、Webサイト全体のバランスを見ながら決定するという点が重要になります。


まとめ

Webデザインでもすべてにこだわることができればよいのですが、様々な制約により諦めないといけないことや妥協しないといけないことは色々とあります。
もっとも、多種多様な環境に対応する難しさこそがWebデザインの面白さでもあります。
そんなエキサイティングなご依頼お待ちしております。

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