株式会社グローバルゲート公式ブログ
こんにちは、株式会社グローバルゲートのモーリーです。
今年のゴールデンウィークは連休が飛び飛びになってしまい、社会人にとってはあまり嬉しくない日程になってしまいました…。
さて、今回はChatGPTの有料版、ChatGPT Plusについてご紹介したいと思います。
ChatGPT PlusはChatGPTの有料プランで、月額20ドルで使用できます。
無料版でも十分に便利なChatGPTですが、Plusにすることで得られる体験は一段と向上します。仕事の生産性を高めたい方、AIの進化をいち早く感じたい方、ストレスなく使いこなしたい方にとっては、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
ChatGPTは世界的に多くの利用者がいるサービスのため、アクセスが集中する時間帯には無料版ユーザーの応答速度が大幅に低下することがあります。場合によっては、アクセス制限がかかり使えなくなることもあります。
しかし、ChatGPT Plusに加入していれば、その心配はほとんどありません。サーバーリソースが優先的に割り当てられるため、混雑時でも快適に、待ち時間なくやり取りを続けることができます。
無料プランで使用できるのは「GPT-3.5」に限られていますが、ChatGPT Plusでは「GPT-4o」という最新かつ高性能なモデルを使うことができます。GPT-4oは、文章理解力、推論能力、回答の正確さ、そして応答速度において、従来モデルを大きく上回る性能を誇ります。
さらに、PlusユーザーはGPT-4oに加え、GPT-4-turboなどのバリエーションも選択可能です。GPT-4-turboはコストパフォーマンスに優れ、より長い対話や負荷の高いリクエストにも柔軟に対応できる設計となっており、利用シーンに応じた最適なモデル選択が可能になります。
たとえば、ビジネスでのレポート作成、技術的な専門知識を要する質問、複雑なプログラムコードの作成や修正など、これまで手間がかかっていた作業もスムーズに進めることができます。また、クリエイティブな文章作成やSEO記事の執筆にも大活躍。さらに、長文の要約や複雑な議論の整理も得意とし、知的作業のパートナーとして理想的な存在になっています。
日常利用からプロフェッショナルな業務まで、GPT-4oやその派生モデルの力を借りることで効率も成果も飛躍的に向上するでしょう。
ChatGPT Plusではテキストだけでなく画像やファイルなどもあわせて複合的に分析し、結果を導くことができるマルチモーダルなAIです。
ChatGTP Plusでは次のような機能を使用することができます。
ChatGPT Plusではテキストの応答だけでなく、ファイルを直接アップロードしてAIに解析を依頼することができます。たとえば、PDFやWordといった文書ファイルを読み込ませると、その内容を要約したり、特定の部分を抽出したり、文書の内容について質問することも可能です。長いレポートを手早く要点整理したり、複雑な契約書からリスクのある条項だけを抜き出したりする作業を、非常にスピーディにこなせるのが特徴です。
また、CSVやExcelなどのデータファイルをアップロードすれば、統計的な分析や傾向の把握、さらにはグラフの作成まで自動で行ってくれます。営業データの集計やマーケティングレポート作成といった、これまで時間のかかっていた業務も、大幅に効率化することができます。さらに、PythonやJavaScriptといったプログラムコードを含むファイルにも対応しており、コードの解析、エラー箇所の発見、改善提案などもサポート可能です。開発業務においても、まるでリモートアシスタントのような役割を果たしてくれるでしょう。
画像ファイルの解析にも対応しており、アップロードされた写真や図表を読み取り、その内容を説明したり、手書きメモからテキストを抽出したりすることもできます。これにより、文字だけでは伝えにくい情報も簡単にAIに理解させることができ、業務資料作成や情報整理の場面で非常に役立ちます。
ChatGPT Plusでは「メモリ(記憶機能)」が使えるようになります。この機能を有効にすると、ユーザーとのやりとりを覚えておくことができ、次回以降の会話に自然に反映されるようになります。たとえば、以前に伝えた好みの文体や、特定の呼び方、よく話題にするテーマなどをAIが覚えておき、改めて説明する手間なく、よりスムーズに会話を進めることができるようになります。
過去の会話の中で特徴的な内容を抽出し、記憶している
たとえば一度、「ビジネス向けに硬めのトーンで文章をまとめてほしい」と指示しておけば、次に依頼する際にわざわざ同じことを繰り返す必要はありません。あるいは、過去に相談したプロジェクトの進捗を覚えていて、自然に話題をつなげてくれることもあります。この記憶は、ユーザー側でいつでも確認・編集・削除できるため、プライバシーへの配慮もされています。
記憶機能を活用することで、ChatGPTは単なるその場限りの応答ツールではなく、ユーザー個人に合わせて成長していく「パーソナルアシスタント」へと進化します。特に、継続的なプロジェクト管理や、執筆活動、学習支援など、長期にわたるサポートを期待する場面では、記憶機能の効果が大きく実感できるでしょう。
Deep Researchは従来の単純な質問応答を超え、より深い情報調査や裏付けを行いながら回答を構築できる機能です。信頼性の高い情報源を元に、複雑なトピックについて体系的な説明や比較検討が可能となり、リサーチ作業を大幅に効率化できます。
たとえば、
「大阪万博2025でイタリア・イギリス・フランス・オーストリア・ハンガリーのパビリオンを回りたいです。予約の取り方から効率よく回るベストなスケジュールを考えてください。」
という質問をもとに答えを生成してもらった場合、ネット上の情報をもとにリサーチし、次のようなプランを考えてくれます。
全文はこちら(PDF)
あちこちのWebサイトやドキュメントを参照し、多角的に結果を導くという人間でも骨の折れる作業を短時間(上記の例では30分程度)で行ってくれます。
無料ユーザーでもDeep Researchは使えるものの、使用回数が月間5回、精度の低い(といっても日常業務には十分すぎると思いますが)軽量版のみ使用可能です。
ChatGPTの無料版では画像のアップロードやDeep Researchの実行回数に制限がありますが、ChatGPT Plusではその制限が大きく緩和されています。
機能 |
無料プランの制限 |
Plusプランの利点 |
---|---|---|
画像アップロード |
1回のアップロードで最大3枚 |
1回のアップロードで最大10枚、1画像20MBまで |
総アップロード容量 |
制限あり(具体的な数値は非公開) |
1ユーザーあたり10GBまで |
Deep Research使用回数 |
月に5回(軽量版のみ) |
月に10回(標準版)+15回(軽量版) |
ChatGPTは無料でも十分な機能があるだけに、月額20ドルはちょっと考えてしまう金額です。しかし、それに見合うだけの生産性向上、快適な使用体験、未来技術への先行アクセスが得られると考えれば、投資する価値は十分にあると言えるでしょう。
無料版ChatGPTを使用していて「すぐ使用制限にかかってしまう」「作業効率を高めたい」「最新技術をいち早く試したい」と思ったなら、Plusに登録する価値は十分にあります。1ヶ月毎の課金となるため、合わなければすぐ解約することもできますので興味があればぜひお試しください。
当記事内で使用した画像はすべてChatGPT Plusで生成しました。
ChatGPTの画像生成機能がリリース当処と比較して飛躍的にハイクオリティになっているため、この機能についても次回以降の記事でご紹介できればと思います。
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