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信長様のお寺:浄厳院の芸術祭

こんにちは、グローバルゲートのナミーです。 
秋が深まる中、紅葉が見頃となりました。明るい青空にも、霞んだ空気にも、紅葉は映えますね。
赤や黄色の明るい街路樹の足元で、茶色の落ち葉が舞っているのを見ると、なんだかJAZZが聴きたくなります。
 
まだ万博ロス中の私は「紅葉✕万博」ということで、京都の知恩院に行ってきました。 
万博の民であれば、知恩院でピンときますよね。はい、そうです、アイルランド館のあのモニュメントが設置、お披露目されました。 

ジャジャーン!
朝の光を反射する、金の輪っか。 最初からここにあったかのように馴染んでる。 
いびつな形の輪っかを眺めていると、禅問答をしたくなります。
輪っかの越しに見る紅葉も美しく、見ごたえがありました。 
この輪っかの設置は期間限定で、来年の9月まで。 
万博ロスの方も、そうでない方も、ぜひ。
 
良い写真を撮りたいのであれば、10時までに行くことをお勧めします。私は9時前に行ったのですが、連休中にも関わらず、比較的人が少なかったです。 
京都周辺にお泊まりの方は、朝食やお出かけ準備の時間帯なので、10時位までは空いている気がします。10時を過ぎたあたりから一気に人が増えたので。

今年は万博に気を取られていたので、瀬戸内芸術祭の年にも関わらず、1度も訪れることなく終わってしまい、関西近郊の芸術祭も九度山芸術祭以外行っておらず、芸術祭成分の少ないまま秋が終わろうとしていたのですが、最終日の駆け込みで、滋賀県・安土の「浄厳院国際芸術祭」に行ってきました。 

京都駅から45分ぐらい安土駅に着くはずが、琵琶湖の西側:湖西線に乗車してしまい、振り出しに戻る。。。
で、電車は行ったとこで30分待って、、、1時間半もかかってしまった…。

駅近くで、ヒレカツ&ハンバーグの超ボリュームランチを食べて、ぱんぱんの胃袋をさすりながら浄厳院へ。

浄厳院は、1577年に織田信長が創建した浄土宗のお寺で、 「安土宗論」(浄土宗と法華宗との間で行われた宗論)で、知られています。
このお寺の住所が「近江八幡市安土町慈恩寺」なんですよ。浄厳院なのに、慈恩寺?と思っていたら、佐々木六角氏の菩提寺「慈恩寺」の跡地に、信長がこの浄厳院を創建したので、住所は慈恩寺が残っているそうです。

門をくぐると早速、

あ~、芸術祭っぽいなぁ~。網の奥に「書」も掛けられているんですが、ちょっとここからでは見えにくいので、本堂に上がってから鑑賞しましょう。

本日(11/23)最終日でしたので、アーティストさんがたくさんいらしてて、いろいろお話を伺えました。
私の中ではおなじみの、奥田誠一さん。九度山芸術祭でも作品を拝見しました。

全く異なる2つの作品、両方とも奥田さんの作品です。
想像力というか創作力というか、すごくないですか?全く異なるものを生み出すって。
ゴッホの絵画はどこから見てもゴッホだし、モネの絵画もどれもモワッとしてるからすぐわかる。でもこの2つは、共通点も作風の近似点も全然ない。
上の作品は大地の彫刻(微妙な角度がすごく好き、これまた禅問答したくなる)、下の作品は表層が燃え残った和紙で、中は空洞。儚さを感じるのに確かにここにある存在感。またこの書院にすごく合うんです。
空間と作品の良さは、写真だけでは伝わらないだろうな~。
とてもダンディーな奥田さんに作品の解説していただいて、作品の良さがよくわかりました。

こちらは、岡康正さんの布と音楽の作品。

コーヒーブレイク中に、眼の前に岡さんがいらっしゃって、作品の話をお伺いしました。
1滴の水が浄厳院の池へと注ぐ姿を表したもの。
こちらの写真はよく晴れた日の作品ですが、映像で見せていただいた雨に濡れる作品が、大人の顔をしていて特に良かったです。

ドラゴン作家のレイさんの作品。

和紙に龍が描かれているのですが、野ざらしのため随分朽ち果てていました。
画家以外にも多方面で活躍のレイさん、トークおもしろすぎ(笑)
陶器市に行くと、会話が全然続かない作家さんが多いんですが、今回のアーティストさんは、作品のことをすごく丁寧に語って下さって、お会いできて良かったです(最終日に行くと良いことあるなぁ~)

小休憩で、本堂でJAZZの生演奏を。
大きな阿弥陀如来座像の前で、ゆったり流れる音楽にうっとり(ちょっと寒かったけど)

本堂の中にも作品がありまして、、、

丸山勉さんの縦4mの超大作日本画、蓬莱山、万壑峡雨、深山水図の3点。
カッコイイ~。金属系の素材と墨で描かれた作品で、お堂に良く合いました。

庭に出ると、竹を養生中なのかな~なんて話をしていたら、こちらも作品でした(失礼極まりないw)

こういう難解アートがあるのも、芸術祭の魅力ですからね!
どういう意図で制作されたのかな~と不思議に思ったので、こちらのアーティストさんにお会いしたかったですが、今日はいらっしゃらないようでした(残念)

若かりしキリッとした信長様、古川樹さんの染色の作品です。

廊下に展示しているのが、また素敵。良い具合に窓からカラフルな光が入って、信長様を染めていました。
にゃんこの作品もあって、可愛かったです。
 
こういう作品は、いかにも芸術祭って感じがするし、

ひとつのお寺の中に38人のアーティストの作品が展示されていて、見応えがありました。
かつて、3時間歩き回って、作品が6点だけという芸術祭もありましたから…。

鐘楼では、イシバシオサムさんの「ペットボト龍」やアルミ缶で作られた蝶等の作品が、鐘楼の土間と梵鐘に展示されていました。

なんと、これらの作品、気に入ったものがあれば、持って帰っていいよ~と。
で、遠慮していた私に手渡して下さったのがこの缶。

3.3と書かれた缶。これ何の日付だと思う?と聞かれ「私の誕生日!」と答えたら、なんとイシバシさんも3月3日がお誕生日だそうで!
偶然の一致!!なんかすごく御縁を感じて、石の作品と鞠のような作品もいただいて帰りました。

来年はもっと芸術祭巡りできるといいな。


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