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Adobe Fireflyの動画生成機能を試す

こんにちは、株式会社グローバルゲートのモーリーです。
今年の冬は随分暖かいと思っていましたが、1月後半から急激に冷え込み私の勤務地である大阪でも雪の散らつく日がありました。
大阪では積雪まではないと思いますが、雪が積もる地域では車の運転や歩行など、また、急激な気温変化による体調不良にもご注意ください。

さて今回は、Adobeの生成AIであるFireflyで利用できる動画生成機能についてご紹介したいと思います。

Adobe Fireflyでは生成クレジットを消費することで、画像だけでなく動画の生成も可能です。
Adobe純正の Firefly Video に加え、Veo(Google) や Sora(OpenAI) など、他社が開発した動画生成モデルもFireflyのインターフェイスから利用できます。

本記事では、各動画生成モデルについて以下の点を解説します。

・必要なクレジット
・モデルの特徴
・音声生成の有無
・画像参照の可否

あわせて、実際に生成した動画の所感も紹介していきます。

※本記事ではAdobe Cetive Cloud Proの生成クレジットを使用する前提です。

Fireflyによる動画生成機能の使い方

まずはFireflyのWebサイトにアクセスします。

モデルを選択し、解像度や動画の長さなどの各種設定を行います。
必要に応じて参照画像をアップロードし、プロンプトを入力したら「生成」をクリックするだけです。

生成前には、消費されるクレジット数が表示されるため、必ず確認してから実行しましょう。

動画生成は画像生成と比べて、クレジット消費量が非常に多くなります。
Adobe CC Proプランでは4,000クレジットが付与されますが、動画生成を繰り返すにはやや心許ない印象です。

動画生成機能を頻繁に利用する場合は、追加クレジットの購入を検討する必要があるでしょう(正直、かなり高価です……)。

使用できる生成モデルについて

それでは、Fireflyから利用できる動画生成モデルと実際に生成した動画を紹介します。
生成動画については1枚の画像を最初のフレームとして指定し、次のプロンプトを入力しました。

A realistic office meeting scene.
A group of Japanese office workers are having a natural business discussion around a table.
They are smiling, nodding, and reacting naturally to each other while talking.
Subtle hand gestures, small head movements, and natural eye contact.
Professional and friendly atmosphere.

The camera is fixed, medium-wide shot.
Soft natural daylight coming from the windows.
Modern office interior with a calm, realistic mood.

Photorealistic, cinematic but subtle.
No exaggerated motion.
No dramatic acting.
No sudden camera movement.

Firefly Video

Adobe純正の動画生成モデルです。

・クレジット:100 / 250 / 500
・解像度:540p / 720p / 1080p
・時間:5秒
・参照画像:開始フレーム・終了フレーム
・音声:なし
・その他:
  ・構図やカメラワークの参考用動画を指定可能
  ・動きやスタイルのプリセットが用意されている

Adobe製ということもあり、豊富なオプションが用意されています。

Veo 3.1

Googleによる動画生成モデルです。

・クレジット:200 / 300 / 400
・解像度:720p / 1080p
・時間:4秒 / 6秒 / 8秒
・参照画像:開始フレーム・終了フレーム
・音声:選択可

比較的自然な動きと、音声生成に対応している点が特徴です。

Veo 3.1 Fast

Veo 3.1の高速版モデルです。
生成時間が短く、クレジット消費も抑えられています。

・クレジット:40 / 60 / 80
・解像度:720p / 1080p
・時間:4秒 / 6秒 / 8秒
・参照画像:開始フレーム・終了フレーム
・音声:選択可

ラフな確認用や試作には非常に使いやすいモデルです。

Runway Gen-4.5

自然な動画生成で定評のあるRunwayのモデルを、Firefly経由で使用できます。

・クレジット:175 / 280 / 350
・解像度:720p
・時間:5秒 / 8秒 / 10秒
・参照画像:なし
・音声:なし

Runway公式サイト版と比べると、参照画像やオプションが制限されています。

※ Firefly経由のRunwayは画像参照ができないため動画は省略

Ray3

映画品質の高精細な動画生成が可能なモデルです。
4K動画に対応しているのはRay3のみです。

・クレジット:125 / 375 / 500 / 625 / 750 ※各解像度で5秒の場合。10秒では2倍
・解像度:360p / 540p / 720p / 1080p / 4K
・時間:5秒 / 10秒
・参照画像:開始フレーム・終了フレーム
・音声:なし

映像品質重視の用途向けですが、クレジット消費はかなり重めです。

Sora 2

OpenAIによる動画生成モデルです。
カット割りが可能な点が、リリース当初に大きな話題となりました。

・クレジット:120 / 240 / 360
・解像度:720p
・時間:4秒 / 8秒 / 12秒
・参照画像:開始フレーム
・音声:あり

ストーリー性のある映像表現に向いています。

※ 実写を参照画像で使えないため動画は省略

Ray2

Ray3の旧モデルです。

・クレジット:100 / 250 / 500 (各解像度で5秒の場合。9秒では1.8倍)
・解像度:540p / 720p / 1080p
・時間:5秒 / 9秒
・参照画像:開始フレーム・終了フレーム
・音声:なし
・その他:ループ再生可能な動画を生成可能

UIアニメーションや背景動画用途に向いています。

Pika 2.2

誇張表現やキャラクターアニメーションが得意なモデルです。

・クレジット:125 / 250 (各解像度で5秒の場合。10秒では2倍)
・解像度:720p / 1080p
・時間:5秒 / 10秒
・参照画像:開始フレーム・終了フレーム
・音声:なし

ポップな表現やSNS向け動画と相性が良いです。

Ray3 HDR

Ray3のHDR対応版モデルです。ハイクオリティではあるものの、クレジット消費が高いので使いどころは限られると思います。

・クレジット:375 / 1125 / 1500 / 1875 / 2250
・解像度:360p / 540p / 720p / 1080p / 4K
・時間:5秒
・参照画像:開始フレーム・終了フレーム
・音声:なし

Veo 2

Veo 3.1の旧バージョンです。

・クレジット:500
・解像度:720p
・時間:5秒
・参照画像:開始フレーム
・音声:なし

参考:Fireflyを使わない動画生成

参考として、Firefly経由ではない動画生成AIも試してみました。

Grok Imagine

X(旧Twitter)のAIである Grok にも、写真から動画を生成する機能があります。
細かな指定はできないものの、1枚の写真と簡単なプロンプトで非常に自然で高品質な動画が生成される点は注目に値します。

Sora2

Sora2は2026年2月現在、人物写真の動画化ができません。
イラストであっても2次創作と判断された場合や、肌の露出が多いキャラクターはフィルタリングされます。
また、動画上のウォーターマーク(透かしロゴ)を消すためにはChatGPT Proへの加入が必要です($200/月)

かなり制約はあるものの、きちんとしたプロンプトを書けばかなりハイクオリティなアニメーションを作ることができます。

まとめ

ということで、Adobe Fireflyで利用できる動画生成機能について、各モデルの特徴を実例とともに紹介しました。

現時点では生成される動画のクオリティに不自然な部分も多く、生成できる動画が数秒程度に限られ、クレジット消費も大きいと多くの課題があります。
しかし今後はこの点も改善され、テレビCM、ミュージックビデオ、アニメ、映画など、さまざまな分野で動画生成AIが活用されていくでしょう。

一方で、動画生成AIにはフェイクニュースや著作権・肖像権の問題など、ネガティブな側面があるのも事実です。
そうした点を意識しつつ、自分たちのクリエイティブを高めるためのツールとして、上手に活用していきたいところです。

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