株式会社グローバルゲート公式ブログ

こんにちは!株式会社グローバルゲートでサーバ管理をしてるタカです。
Linuxを触り始めたばかりの頃、正直なところ僕はかなり苦しんでいました。黒い画面に文字を打ち込むだけで何かが起きる。その仕組みもよくわからないまま、「とにかくコマンドを覚えないといけない」「間違えたら壊れるかもしれない」という不安ばかりが先に立っていたのを、今でもよく覚えています。
ネットや書籍を見ると、当たり前のようにコマンドが並び、「これくらい常識」「知らないの?」とでも言われているような気がして、置いていかれている感覚に何度もなりました。エラーが出れば焦り、英語のメッセージを見ただけで思考停止してしまう。今振り返ると、当時の僕はLinuxそのものではなく、Linuxとの向き合い方でつまずいていたのだと思います。
不思議なことに、ある程度経験を積んだ今では、当時あれほど怖かったエラーも、分からなかったコマンドも、それほど特別なものではなくなりました。むしろ「エラーが出る=何かを教えてくれている」「コマンドは覚えなくても調べればいい」という感覚が自然に身についています。そして、その変化は知識量が増えたからというよりも、考え方が変わったことによるものが大きいと感じており、Linuxは暗記力やセンスで勝負する世界ではありません。最初から何でも知っている人なんていませんし、長く触っている人ほど、実は頻繁に調べています。それなのに、初心者の頃ほど「覚えられない自分は向いていないのでは」と思い込んでしまいがちです。これは、過去の僕自身がまさにそうでした。
この記事では、Linux初心者だった頃の自分に向けて、「あのとき、これを知っていればもう少し楽だったのに」と思う考え方をまとめています。技術的なテクニックやコマンド集ではありません。もっと手前にある、Linuxと付き合っていくための“土台”の話です。

Linuxを触り始めたばかりの頃、多くの人がまず感じるのは「とにかく難しそう」という印象ではないでしょうか。
黒い画面、英語のメッセージ、聞き慣れないコマンド。
何をしているのか分からないまま操作を求められ、「間違えたら壊してしまうのでは」という不安が常につきまといます。初心者の頃の僕も、まさに同じ気持ちでした。
特にしんどかったのは、「覚えなければいけないことが多すぎる」と感じていた点です。ls、cd、chmod、chown……次から次へと出てくるコマンドを前に、全部暗記しなければ前に進めないような気がしていました。しかも、ネットの記事や技術書では説明が省略されていることも多く、「分からないのは自分だけなんじゃないか」と勝手に落ち込んでしまうこともありました。
さらに追い打ちをかけるのがエラーメッセージの存在で、何か操作をすると突然表示される英語の警告文。初心者の頃は、それを見ただけで頭が真っ白になり、内容を読む前に「失敗した」「やってはいけないことをした」と思い込んでしまいがちです。
本当はヒントが書かれているだけなのに、エラー=敵だと勘違いしてしまう。
この感覚が、Linuxをより遠い存在にしてしまいます。
もう一つ大きな理由は、「正解が一つだと思い込んでしまう」ことです。
WindowsやGUI中心の環境では、操作手順が決まっていることが多く、それに慣れているとLinuxでも同じ感覚で答えを探してしまいます。しかしLinuxの世界では、やり方は一つではありません。
環境や目的によって最適解が変わるのに、初心者の頃はそれが分からず「この方法じゃダメだった」と必要以上に自分を責めてしまいます。
こうして振り返ると、初心者の頃に感じていた“しんどさ”の正体は、Linuxそのものではなく、向き合い方にあったように思います。覚えられない自分が悪いわけでも、向いていないわけでもありません。ただ、最初に知っておくべき考え方を誰も教えてくれなかっただけなのです。
このあとでは、そんな初心者の頃の自分に伝えたかった「Linuxとの正しい距離感」について、少しずつ整理していきます。

Linuxを始めたばかりの頃、多くの人が「コマンドを覚えなければいけない」と思い込んでしまいます。ls や cd から始まり、chmod、grep、awk……気づけば覚えるリストはどんどん増えていき、「全部覚えられない自分は向いていないのでは」と不安になることもあるでしょう。かつての僕も、まさにそうでした。
でも、ある時ふと気づいたのです。長くLinuxを触っている人ほど、実はあまり暗記していない、ということに。
彼らは必要なときに、必要なことを調べているだけでした。man コマンドを開き、--help を確認し、検索エンジンで情報を探す。その姿を見て、「あれ、覚えてないんだ?」と拍子抜けしたのを今でも覚えています。そして同時に、肩の力が少し抜けました。
Linuxの世界では、「すべてを記憶していること」よりも、「正しく調べられること」の方がはるかに重要です。コマンドは道具であり、道具の使い方を毎回思い出すのは自然なことです。むしろ、調べずに勘で操作する方が危険な場合もあります。分からなければ立ち止まり、確認する。それは初心者の特権でもあり、成長への近道でもあります。
特に初心者のうちは、「調べる=負け」のように感じてしまうことがあります。しかし、Linuxにおいて調べる行為は敗北ではありません。むしろ正解へのプロセスそのものです。manページを読む、公式ドキュメントを見る、他の人の事例を参考にする。そうした積み重ねが、少しずつ自分の引き出しを増やしていきます。
そして面白いことに、何度も調べているうちに、自然と覚えてしまうコマンドも出てきます。最初から覚えようとしなくても、使う回数が増えれば勝手に身につくのです。だからこそ、最初は無理に暗記しなくて大丈夫です。「調べていい」「分からなくていい」と自分に許可を出してあげてください。
Linuxは、記憶力の勝負ではなく、調べる力、読み解く力、そして焦らず向き合う姿勢が少しずつあなたを成長させてくれます。次に進むために必要なのは、完璧な知識ではなく「分からないときにどうするか」という考え方なのです。

Linuxを触っていて、初心者の頃に一番心を折られやすいのが「エラー」ではないでしょうか。
コマンドを入力して Enter を押した瞬間に表示される、英語のエラーメッセージ。
赤文字や警告文を見るだけで、「何か取り返しのつかないことをしてしまったのでは」と不安になった経験がある人も多いと思います。僕自身も、エラーが出るたびに内心ヒヤッとしていました。
当時の僕は、「エラー=失敗」「エラー=やってはいけないこと」というイメージを強く持っており、そのためエラーが出た瞬間に思考が止まり、内容を読む前から「自分はダメだ」と決めつけてしまっていたのです。
しかし今振り返ると、それはとてももったいない考え方でした。
Linuxにおけるエラーは、敵ではありません。
むしろ、「今どこで何が起きているのか」を教えてくれる、非常に親切なヒントです。ファイルが存在しない、権限が足りない、指定の場所にアクセスできないなどのエラーメッセージには、原因や手がかりがほぼ必ず書かれています。
英語で書かれていても、すべてを理解する必要もなく単語を拾うだけでも十分です。
初心者の頃は、エラーが出ないように慎重になりすぎて、操作そのものを怖がってしまうことがあります。
しかし、エラーが出るということは、「ちゃんと試している証拠」でもあり、何も触らなければエラーは出ません。
エラーは、前に進もうとした結果なのです。
また、エラーを経験することで、「なぜそうなるのか」を考える癖が自然と身についていきます。
権限とは何か、パスとは何か?ユーザーとは何か?
エラーを一つずつ解決していく過程で、Linuxの仕組みが少しずつ理解できるようになり、これは最初から知識を詰め込むよりも、ずっと身につきやすい学び方です。
もしエラーが出たら、まずは深呼吸して、表示されている内容をそのまま受け取ってみてください。
それは失敗ではなく、次にどう動けばいいかを教えてくれるサインです。Linuxは決して意地悪ではありません。
ちゃんと、言葉で説明してくれています。
エラーを怖がらなくなったとき、Linuxは一気に身近な存在になり、敵だと思っていたものが実は一番の味方だった。
そんな感覚を、ぜひ体験してほしいと思います。

Linuxを学び始めた頃、多くの人が無意識のうちに「正しいやり方は一つだけある」と考えてしまいます。
検索して出てきた手順、解説記事に書いてあるコマンド、その通りにやらないとダメなのではないか?少しでも違う方法を見ると、「どれが正解なの?」と混乱してしまうこともあるでしょう。初心者の頃の僕も、まさにそうでした。
特に最初は、「この設定方法で合っているのか」「別のやり方をしてはいけないのでは」と不安になりがちです。ディストリビューションの違い、環境の違い、目的の違い。そういった前提条件の存在に気づく前は、他人の環境と自分の環境を無理に同一視してしまい、「同じ結果にならない=失敗」と決めつけてしまいます。
しかしLinuxの世界では、正解は一つではありません。
同じ目的を達成するための方法が複数存在するのが、ごく普通の世界です。設定ファイルを直接編集する方法もあれば、コマンドで操作する方法もあります。ツールを使う人もいれば、最小構成で管理する人もいます。どれが正しいかではなく、「今の目的に合っているか」が重要なのです。
初心者の頃にこの感覚を知らないと、「自分のやり方は間違っているのでは」と必要以上に自信を失ってしまい、でも実際には、ちゃんと動いているのであれば、それは一つの正解です。
完璧である必要も、誰かと同じである必要もありません。Linuxは、その多様性を受け入れる前提で作られています。
また、他人の構成や考え方を見ることは、とても良い学びになります。
ただし、それをそのまま真似する必要はなく「こういう考え方もあるんだ」「別の選択肢もあるんだ」と知ることが大切です。
選べる幅が広がるほど、自分に合った運用や理解ができるようになります。
Linuxで大切なのは、「正解を探すこと」ではなく、「納得できる選択をすること」です。自分の環境、自分の目的、自分の理解度。その時点でのベストを選べば、それで十分です。正解が一つじゃないと分かった瞬間Linuxは一気に自由で面白い存在になります。

ここまで読んできて、「Linuxって思っていたより怖くないかも」と感じ始めている人もいるかもしれません。コマンドを全部覚えなくてもいい、エラーは敵じゃない、正解は一つじゃない。こうした考え方を知るだけで、Linuxとの距離はぐっと縮まり、そして最後に伝えたいのがLinuxで一番大事なのは“技術”よりも“考え方のOS”だということです。
初心者の頃の僕は、早く一人前になりたくて、効率よく進もうとばかり考えていました。
分からないことがあると焦り、すぐに答えを求めてしまう。
うまくいかないと「自分には向いていないのでは」と落ち込み、必要以上に自分を責めていましたが、今振り返ると、その焦りこそが一番の遠回りだったように思います。
Linuxは、急かしてくる存在ではありません。ゆっくり試して、失敗して、考えて、また試し、その繰り返しを前提に作られています。
だからこそ、「早く正解にたどり着こう」とするよりも、「今何が起きているのか」を落ち着いて考える姿勢の方が、ずっと大切です。
また、Linuxを触っていると「壊してしまったらどうしよう」と不安になることがあり、実際には多くの失敗は取り返しがつきます。
ログを見れば原因が分かることも多く、設定を戻せば元に戻ることもあります。
安全に壊せる環境で試すこと自体が、Linuxを理解する一番の近道です。
そしてもう一つ大事なのが、「分からない自分を許すこと」です。
分からないのは恥ずかしいことではなく、分からないから調べる、試す、聞く、その積み重ねが確実に力になり、最初からできる人はいません。
Linuxで本当に必要なのは、完璧な知識でも、高速な作業でもありません。焦らず、怖がらず、壊して学び、ログを見る。
この“考え方のOS”がインストールされたとき、Linuxは難しいものではなく、頼れる相棒になります。
技術は後からいくらでも身につきます。
まずは、Linuxと一緒に成長していくための土台を、ゆっくり育てていきましょう。
もし今、初心者だった頃の自分に声をかけられるとしたら、きっとこう言うと思います。
「そんなに焦らなくていい」「ちゃんと前に進んでいる」と。
Linuxを触り始めたばかりの頃、僕は常に不安でした。周りは詳しそうな人ばかりに見えて、自分だけが取り残されている気がする。エラーが出れば落ち込み、分からないことがあるたびに「向いていないのでは」と考えてしまう。
しかし、当時の自分に伝えたいのは「その悩み方は間違っていなかった」ということです。
悩むということは、ちゃんと向き合っていた証拠です。怖がりながらもコマンドを打ち、分からないなりに調べ、試していた。
その一つひとつが、確実に今につながっています。
Linuxは、すぐに結果が出る世界ではありません。少しずつ理解が積み重なり、ある日ふと「あ、そういうことか」と腑に落ちる瞬間がやってきます。その瞬間は、努力した人にだけ訪れます。途中で悩んだ時間も、遠回りに見えた経験も、すべて必要なプロセスでした。
もし今、この記事を読んでいるあなたが初心者で、「自分は成長していないのでは」と感じているなら、どうか安心してください。成長は目に見えにくいだけで、確実に起きています。昨日より少し長いエラーメッセージを読めた検索結果を理解できた、原因を想像できた。
それだけでも立派な前進です。
そして、Linuxは逃げませんので、今日できなかったことは明日でいい、明日できなければ来週でも構いません。
続けていれば必ず慣れます。
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