株式会社グローバルゲート公式ブログ
皆さん、こんにちは。グローバルゲートのナミーです。
7月30日、兵庫県丹波市柏原町で「41.2度」、国内歴代最高気温を更新!!
めでたく・・・ないっ!暑すぎる。。。もう日本は、熱帯と言って良いのでは?
ここ奈良県も、連日37~38度ですので、何をしても汗だく。クーラーのきいた部屋から出るのに、いちいち気合がいる。
日中に車に乗ったら車内温度計が46度で、呼吸をしたら肺が熱くなるのがわかって、怖くなりました。
熱中症には気を付けて、水分や塩分補給に努めているので、今のところ熱中症の症状は出たことがないんですが、どこで拾ったか、コロナにかかってしまいまして…、大事な7月の3連休を自室で隔離状態で過ごしました。
今回は1日で熱がひいたので、部屋に閉じこもる以外のダメージは特になかったんですが、3日間の自室監禁虚しく、母にうつしてしまいました。
高齢者ゆえ私より熱の下がりが遅く、まだしんどそうです。すまぬ、母よ。
コロナ、インフルエンザ、百日咳、全て、患者数がかなり増えてきているそうですので、熱中症対策と共に、感染対策と体調管理を怠らないように、お気をつけくださいませ。
さて、7月も気合を入れて万博三昧!なんて思っていたんですが、体調不良により、結局2回しか行けず。
合計まだ5回ですが(一応通期パスの元はとれました)、万博に通うことにより、興味が湧いてきたものがありまして。
それが「日本の伝統芸能」
万博と言えば「各国のパビリオンでその国のことを知る」イメージですが、日本の企業や自治体やクリエイターのパビリオンも多く、人気のパビリオンの殆どが日本関係と言っても過言ではない。
人気のパビリオンには全然入れてないんですが、万博通の友達がイベントの情報をくれたり申込みをしてくれたおかげで、石見神楽と能楽のイベントに参加できました。
こんなにすごいイベント、無料でいいの?と思うレベルの高さで、感動してウルウル。。。
すっかりドはまり。石見神楽の団員になれないかしら?と思ったぐらいです(感化されやすいタイプです^^;)
「石見神楽」
石見神楽とは、島根県の西部・石見地方で伝承される、神々や鬼たちが躍動する神話の世界を、お囃子に合わせて豪華な衣装とお面を身につけて舞う、伝統芸能です。
10年以上前に、石見地方の温泉津(ゆのつ)温泉に行った時に、近くの神社で石見神楽が上演されていて、その迫力に度肝を抜かれ、いつかまた絶対観たいと思っていました。
それが、1600人収容可能な万博のホールで観られるなんて!狭い神社の境内で観るのと全然違うだろうから、楽しみでしかない!
この公演は先着方式だったので、開演2時間前でもすでに長蛇の列ができていて、あわや会場入りもできないのではないかと焦ったんですが、ギリギリ入ることができました。
よって、席は端の端(でもかなり前の方だったのでよく見えました、舞台裏まで)
お囃子の近くだったので、迫力がありましたよ~。
石見の神社では、境内のスペースだけだったので、ぎゅっと詰まった感じで迫力がありましたが、今回は会場全体の演出がとてもおもしろくて斬新でした。
↓こちらは「姫取り」の演目ですが、壁に物語の字幕が出るので、動きだけでは分かりづらい内容もよくわかります。
端の端に座っていても、はっきり見える文字、最新鋭の機械で会場全体に程よいライティングがされているのでしょう。
フォントも読みやすくて良いわ~(←職業病)
今回の演目は、
「姫取り」「儀式舞」「大江山」「恵比須」、そして「大蛇(おろち)」の5本立てでした。
どれも良かったですが、石見神楽といえば、やっぱり「大蛇」でしょう。
簡単に言うと、大蛇退治の物語。
その迫力たるや、本物の大蛇を見ているようで、ゾクッとしました。
蛇独特のフルフルフル~っと体を揺らす動きや、サ~~~~っと静かに動く速さや、もちろん人が中に入って動かしてるとわかってるのに、本物っぽくて怖い。
総勢55体の大蛇。
1970年の大阪万博の時も、万博会場でこの「大蛇」の公演があり、あれから55年ということで、今回は55体の大蛇の演出となったそうです。
舞台から大蛇がどんどん降りてきて…
とぐろを巻いて、立ち上がる~~。目も光っていて怖いっ!
大蛇が円陣を組むような形で、重なってぐるぐる周っていました。
目の前なので、演者の荒い息づかいまで聞こえてきます。
ついに、大蛇退治開始。中央の大蛇が退治された様子を、スポットライトで演出。
光の当たり具合がかっこいい。
大蛇たちがどんどん退治されて、最後の1体との決戦は、舞台の上で。
決着がついた時、花火が吹き出し、THE END。
最後は浜田市長さんの挨拶と、大蛇の「中の人」たちに、惜しみない拍手を送り、感動で胸がドキドキ、いや、ドキがむねむね?!
自分でも訳が分からないぐらい、いろんな感情が入り混じり、ホワ~ンとした状態で退出しました。
やはり、大蛇の頭と胴体は相当重いそうで、屈強な男性ばかりですね(大蛇の中の人にはなれそうもないな~)
本当に良い舞台を堪能させていただきました、ありがとうございます。
今回の石見神楽のサイトがアップされていますので、ぜひ御覧ください。ダイジェスト動画もあります。
私の写真より角度も良く、100倍迫力がありますので。
「人形浄瑠璃」
徳島で人形浄瑠璃をやっていると知り、気になって行ってきました。
「阿波人形浄瑠璃」として、国の重要無形民俗文化財にも指定されている、伝統芸能です。
徳島市中心部からバスで20分程の所にある「阿波十郎兵衛屋敷」で、「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」を鑑賞してきました。
父と母探しをしている「おつる」が、大阪で母親のおゆみと偶然再会するのですが、役人に追われている身の母親は、娘に迷惑がかかると思い、自分が親だと名乗らず、おつるを帰してしまい、母子共に涙するという話。
インバウンド対応で、物語の字幕が日本語と英語で舞台に表示されるので、わかりやすくて良かったです。
伝統芸能とはいえ、昔のままではなく、いろいろ進化してるんですね。
人形使いさんは、頭と右手を操る主遣い、左手を遣う左遣い、両足を遣う足遣いの3人で、1つの人形を動かしています。
1体の人形を3人で動かす方が難しいそうな気がするんですが、1人で動かす操り人形やパペット人形と違って、表情や体の動きが豊か。
こんな美しい所作したことないわ!と思うぐらい、手先から足の先まで、神経の通った動きをしていて驚きます。
熟練の業ってすごい。
上演後、おつるとおゆみと記念撮影もできます。
左が娘のおつるちゃん、やっぱりお母さんのおつるさんより幼い顔をしてますよね。
こちらは、展示室にあった、人形の「かしら」
老若男女、鬼に狐、変面タイプのかしらまで存在しています。それだけ演目がいろいろあるんですね。
ちなみに、阿波人形浄瑠璃は、屋外の農村舞台で上演されることも多いため、文楽劇場の人形より顔が大きめ(遠くからでも見えやすいよう)に作られてるそうです。
しかし、これだけかしらが並んでると、生首みたいでちょっと怖い…。
30分間の上演、そして浄瑠璃の解説に展示室の案内、全て含めて、たったの400円!
この物価高のご時世、文化的価値のある人形浄瑠璃の公演が、400円ってすごくないですか??
土曜日なのに、結構空いてましたけど、みなさんぜひ行ってください。
「能楽」
今年の5月に、能舞台でたまたま能楽を鑑賞する機会がありまして。
途中からだったので、なんの演目か分からず、独特な節回しなので何を言ってるのかもよくわからず、舞台を右へ左へ、すり足上手だな~と、能楽師の姿を目で追ってる間に終わってしまいました…。
ストーリーはわからないままだったんですが、所作が美しくて興味が湧いたので、機会があればちゃんと観に行きたいな~と思っていました。
で、万博です。
あの「野村萬斎」さんが総合演出の「未来につなぐ、能楽の世界」が開催されるとのこと。しかも事前予約方式!(並ばなくて良いのでありがたい)
写真や動画が一切禁止だったので詳細をご紹介できなくて残念ですが、一般的にイメージする、あの能楽とは全く異なる、「スーパー能楽」でした。
石見神楽の時のように、映像が会場全体に映し出され、舞台だけでなく、観客席も使って縦横無尽に駆け巡る能楽師たちの姿がとても印象的でした。
さすが萬斎さんの演出、テーマは「鬼」だったのに、めちゃくちゃおもしろい。
能楽って笑って良いんだ~!
静かな舞台で、こちらも静かに鑑賞するというイメージだったので、これは本当の意味で「未来につなぐ能楽」だな~と思いました。
伝統芸能の進化って凄まじい~~☆
ついつい握りしめて鑑賞してしまったので、シワシワになったパンフレット。
写真がないので、大事に残しておきます。
さて、デジタル素材とは無縁のような伝統芸能が、見事に融合して華やかに進化を遂げてるように、webサイトも進化させなければなりません。
新しい情報をアップすることも大事ですが、パソコンやスマホ等、見る媒体の進化に合わせて、webサイト自体をアップデートしていかないと、デザインはともかく、見えにくいを通り越して、見えないという事態が発生します。
webchangerを導入いただくことによって、オリジナルデザインでwebサイトを作成し、その後はご自身で自由に更新ができるようになります。
webサイトのリニューアルや新規作成をご検討中の方、ぜひご連絡をお待ちしております。
【関連記事】
カテゴリー
月別アーカイブ
ブログ内検索
執筆メンバーについて
モーリー
Webデザイナー。
当サイトのデザインと管理も担当しています。
ナミー
Webディレクター。
本社制作部の紅一点。お客様に寄り添った提案を心かげています。
タカ
サーバーエンジニア。
Webサイトにとってサーバーは命、ネットワークは血液です。Webサイトの安定稼働のために日夜注力しています。
たっくん
ITアドバイザー
Webサイトの活用方法からオフィスのネットワーク整備まで、多角的にITの活用方法をご案内させていただきます。
ノーさん
制作部ディレクター。
業種を問わず多くのお客様を担当させていただきました。Webサイトのお悩み、活用方法などぜひご相談ください。
カン
制作部デザイナー。
制作部最年少の若手ですが、だからこそ生まれるアイデア・発想にご期待ください。