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芸術祭、再び。

こんにちは、グローバルゲートのナミーです。 
紅葉の季節になりましたね。日中暖かくても、朝晩の冷え込みが激しい~。 
特に今週末、土曜日は、全国的に真冬に近い寒さらしいので、みなさま、暖かいお布団に変えて、風邪をひかないようにしてくださいね。


前回、くどやま芸術祭の話をしましたが、その際に、「日本一の富有柿イベント:大収穫祭IN九度山」のチラシを頂きまして。 
こんなんあるけど。と、柿好きな友達に呟いたら、かなり前のめりだったので、びゅ~んと行って参りました。 

思った以上に一大イベントで、近くの駐車場は満車。臨時駐車場を巡回するシャトルバスが、常に行き交っている状態。 
ステージでは、太鼓やダンスや地元の歌の演舞?があり、フリマや野菜の販売、地元食材を使ったお料理ブースも多数。地元愛満載のイベントでした。 
お目当ての富有柿袋盛り販売は、長蛇の列と共に、開始1時間程で売り切れたそうで…(´;ω;`) 
代わりに柿販売ブース&帰り道で、いろんな種類の柿をGETして帰りました。

富有柿、陽豊、紀州てまり、刀根早生。あんぽ柿や、柿スライス、柿漬けも!
いやしかし、芸術祭きっかけで、柿にはまりすぎてるな…。


今回は前回の続き、芸術祭のご報告、「箕面の森アートウォーク」と「はならぁと」です。
写真の撮り忘れもありまして、全ての作品のご紹介ではないですが、面白い作品等をご案内します。
 
「箕面の森アートウォーク」 
阪急箕面駅~箕面の滝を結ぶ「滝道」に展示会場が5箇所あり、それらを巡って歩く、アートとウォークが融合した芸術祭です。 
芸術祭というのは、歩き回るのが基本ですので、アートとウォークは、ほぼどの芸術祭でも融合してると言えるのですが。

喋りながら歩いていたら、2つも会場をすっ飛ばしていまして、、、瀧安寺会場に到着。
ここからスタートと致しましょう。

浜本隆司さんの「シャングリラ」(↑の金龍の絵も浜本さんの作品)

CGアートみたいにパキっとした色で、キャンバスにアクリル絵の具で描かれたとは思えない、映像のような作品でした。
我が奈良の大仏様が、こういうアートになっているのは、嬉しいですね。

 続きまして、手前の作品が、山口良臣さんの「言葉の雲」、奥の作品が長野久人さんの「向日葵」

まずは手前の作品。
木のボックスの1つ1つがスピーカーで、中のセンサーが人を感知すると、ささやき声が流れてきます。
ボソボソ囁くので、何を言っているのか分からなかったんですが、それぞれ違う内容を喋っていて、一斉に喋りだすと、いろんな言語が囁かれているように聞こえました。

そして、奥の作品。
向日葵と言えばウクライナ。平和への希求と祈り、暴力へのアンチテーゼがテーマの作品です。
向日葵なんですが、人のカタチになっているのがわかりますか?
向日葵の足元には、実物の枯れた向日葵も配置されていて、今回の芸術祭の作品の中で、一番力のある作品だと感じました。
明確なテーマがある作品は、パワーがありますね。


こちらは繊細で美しい作品。田中広幸さんの「夕まぐれ木立にまどふ滝の音」
(アクリル板に映る青空と木々がまた良い味出してる!)

わかりますか?本のページの部分を、切り抜いた作品なんです。
近づいて見ると、こんな感じ。

文字部分が黒く残り、木に文字の陰影がついて、とても繊細な美しさを放っています。
これを1冊作成するのに、どれぐらいの時間がかかるんだろう…。途中でピリッと破れたりしなかったんだろうか。。。
精神が落ち着いていないと、作れない気がします。

瀧安寺から箕面の滝への途中、野外展示作品がありましたが、遠すぎてよく見えない…。

作品に近づけないというのは、何とも残念です。
しかし、この大きな作品、どうやって設置したんだろう…。この手前に川があって、小さな橋っぽいものはあったんですが、重機は入れないし、大人数で作品を担いで小橋を渡ったとも思えないんだなぁ。分解できる作品なんだろうか。。。

いつの間にか、メインの道を外れて山道コースを通っていたようで、まぁまぁなアップダウンを繰り返し、やっとこさ、箕面大滝に到着。

紅葉前ですが観光客も多く、水は綺麗で、虹まで出ていて、青空に緑が映えて綺麗!疲れも吹っ飛びました。

箕面大滝では、滝に向かってスマホをかざすと白龍神が出現する、ARプロジェクトが始動する予定で、クラウドファンディングをされていたようなんですが、達成できずで中止に。

滝前ギャラリーでは、岡本光博さんの「血の雨が止みますように」(※作品名はロシア語、壁のピンクの文字)

何これ、気持ち悪いっ!と思ったのですが、昔、雨乞いの祈りの場であった箕面の滝に、白馬の生首を投げ入れる儀式があったそうで、その雨乞いの儀式とは真逆ですが、血の雨が止むことを願って作られた作品です(だから作品名がロシア語だったんだ…)
作品に平和への祈りを込める、素敵なことだと思います。

飛ばしてしまっていた2箇所、梅屋敷に展示されていたのは、松山淳さんの「時間採集」

木や葉、花びら、羽根等に、金箔や色箔を貼り付けた作品。モノの形がよく分かる、鮮やかな作品でした。
金箔のイメージから、金沢で飾ったら一番しっくりきそう。と思って見ていました。

最後の会場、西江寺。浅田雅子さんの「彷徨の森」

なぜか、とっても癒やされませんか?人っぽくて、もののけ姫に出てくる「こだま」のような可愛さがある。。。
お寺の庭に、ずっと住んでいるみたい。
近づいて見ると、花びら一枚一枚が繊細な作品なんですよ。


こちらは、藤飯千尋さんの「shining」、箕面の森をイメージした作品です。

写真を拝見する限り小柄そうな女性なんですが、作品には力強さがありますね~。エネルギーに満ち溢れていました。

小松原智史さんの「コマノエ」は、ABS樹脂で作られた、レースのような作品。

野外展示なのと、作品が非常に細かいので、割れた破片がポロポロと地面に落ちていましたが、割れた破片も作品の一部として馴染んでいました。
コマノエとは「言語によって説明されない、イメージによって描く、ドローイング群」だそうです(よく分かりませんが…)

これで、箕面の森アートウォークは終了。
芸術祭は、若いアーティストさんが多い印象ですが、「箕面の森アートウォーク」は比較的年配のアーティストさんが多く、今までの芸術祭でお会いしたことが無い作品が多くて、楽しかったです。(いろんな芸術祭を巡っていると、同じアーティストさんの作品によく出会うので)
箕面の帰りに万博公園にも寄って、「EXPO'70パビリオン」も堪能。
帰宅する頃には、2万歩以上歩いていました。まさに、アートウォーク&アートウォーク。


「はならぁと」
奈良県内の各地で開催された芸術祭です。
今年のメイン会場は宇陀松山。他に、橿原市今井町、桜井市戒重地区、そして吉野町三茶屋・殿川、の4箇所で開催されました。
期間が短いし、1日で全ての会場を回るには、離れていて無理。
とりあえずメインの宇陀松山に行きましょう。

車を走らせていると、藤原京跡辺りで気球を目撃!
そうだ、このシーズン、藤原京跡はコスモスが綺麗なんだった!と思い、早速寄り道。

コスモスに気球、映えますねぇ~。
最近のコスモスは、よく見ると色も形もいろいろあるんですね。ピンクの草原になっていて、とても綺麗でした。
ちなみに、朱色のポールは、ここが藤原京の跡地であることがわかる、唯一の復元です(ポール以外はただの原っぱ)
もう少し復元してほしいなあ。コスモス畑は、藤原京の時代にはなかっただろうし。

脱線してしまいましたが、無事宇陀松山に到着。早速、芸祭活動開始!

千軒舎会場では、丸木スマさんの作品がたくさん展示されていました。

芸術祭は、現在活躍中のアーティストさんの作品が多いのですが、丸木スマさんは、1875年生まれ、70歳になってから絵を描き始めた、スーパーおばあちゃんだったんです。
丸木の名前で、ピンときませんか?
そう、「原爆の図」を描いた、丸木位里さんのお母さんが、スマさんなんです。
戦後直後に描かれたとは思えない、色彩の豊かさ、そして可愛らしさ。楽園のような絵柄に、あの大戦をくぐり抜けて来た方だとは思えず、何度も制作年を確認してしまいました。

森岡医院会場は、ユアサエボシさんの抽象画。

建物の色とすごくマッチしていました。しめじのように見える…。

喜楽座(昔の映画館)会場では、朝海陽子さんの映像作品「BUBBLE」

「BUBBLE」のタイトルから、あのバブリーな時代の映像なのかと思いましたが、宇陀地区の子どもたちのキャンプ?映像。
出演者全員が演技をしているわけではなさそうな、ごく自然体の映像でした。
ん~、で??と疑問が残ってしまう、芸術祭によくあるタイプの作品ですが…(嫌いじゃないです)

 石景庵会場では、宮崎竜成さんの「カレンダーの作り方/使い方(内灘暦)」
365日24時間の穴が時間軸。
そこに並べられた玉は、金沢の満潮干潮の時間を透明玉で、作者にとっての何かしらのイベント日を色付き玉で、表現しています。
解説を聞かないと、なんだかさっぱりわからなかったけれど、意味が分かると面白い作品です。

私も自分専用のカレンダーを作ってみたくなりました。色付き玉が多い1年にしたくなりますよね。

無量山報恩寺会場では、阿児つばささんの「ちきゅうのれきし」

御本人がいらっしゃって、直接解説していただけるという、贅沢コースでした。
森の作り方を学ぶ中で生まれた作品だそうで、木のぬくもりを感じる作品でした。
裏山の丸太滑り台も案内してもらいましたよ~。

この報恩寺には、2019年の出品作品、イタリアの彫刻家、ヴァレンティーノさんの仏像もありました。

えええ?!頭が完全にロマネスコ!!!
螺髪のようで螺髪じゃない!!
イタリア人には、螺髪がロマネスコに見えるのか?!
逆に、イタリア人が日本の仏像を見たら、えええ?!頭が完全にカリフラワー!!!と思うかもしれない…。

そんなこんなで駆け足でしたが、宇陀松山地区のはならぁとも楽しめました。


芸術祭は秋の開催はほとんどで、日程が被ってしまい、予定調整に困ります。
ぜひ、春にも開催してほしい…(瀬戸内芸術祭は、真夏開催もしてますし…めちゃくちゃ過酷だけれど)
今季はこれにて終了。
他にも行きたかったところがいっぱいあったけれど、また来年以降の開催に期待してみます。
は~、忙しい!!


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